■ このページはネタバレを含んでます ■

「賢者の樹」第5章まで読んでいない方でネタバレを好まれない方は、初めて向け概要へどうぞ。
正確に言うと登場はしていない人物も一部入っていますが、それについては大したネタバレにはなっていないと思います。

また、このページの内容は、作品の進行に併せて加筆修正される可能性があります。




サウラ
リンディ・エル・ディアス 十七歳。十年前にサウラの緑の館に引き取られ、ディアス侯爵の養女となる。賢者の樹の寵愛を受ける《詩》であるが、生粋のロヴァニア国民ではなく出身はユンゲルグ王国。内気で人見知りが激しい。
リオヴェルト・ルイス・アル・ローヴァン
(リオン)
二十二歳。ロヴァニア国王。賢者の樹を祝福の地《光る森》から連れ出した救国の乙女の末裔で、当代の契約者。前国王である父亡き後、七年の空白を置いて十二歳で即位。《無名の騎士団》をよく統率して国を治めるが、自らを象徴的な位置に置くことで伝説の効力を高めている。
少年時代はサウラによく出入りしていたが、近年は足が遠のきがちだった。賢者の樹を狙う者がいることを知り、緑の館に滞在する。
ファーン・エル・グリーク 二十歳。かつて《光る森》を訪れた救国の乙女に同行した《無名の騎士団》の末裔。《無名の騎士団》の一員であるグリーク伯爵家の嫡子であり、リオンの従兄弟かつ幼馴染みでもある。「颯風の騎士」の名を持ち、外務官として活躍。
公私に渡ってリオンの信頼を得ており、リオンと共にサウラを訪れる。
マルト 緑の館の執事。茶目っ気があるが仕事には厳しく、日々リオンの元に書類の山を運ぶ。
フェミナ 二十歳。緑の館の女官。愛らしい外見に似合わず、はっきりものを言う性格。
ミティア リンディと同年代だが、女官の中では女官長の次に古い。情報通。たまに哲学的。
エリス リンディと同年代の女官。明るく元気で行動的。ミティアと仲がいい。
クレメンス 緑の館の料理長。陽気で気がいい。
クルト 緑の館の馬丁。地味ながら的確な突っ込みを見せる。
イーガス 緑の館の庭師。病気で故郷に帰った先代の庭師の代わりとして、数ヶ月前に緑の館に来た。仕事熱心だが、人見知りのリンディには避けられがち。
ベルク サウラ唯一の街・南ロード街の街長。まんじゅう体型をした気楽そうな老人。茶目っ気たっぷり。
ウィント サウラ聖神殿の神官。明朗快活無邪気な人柄で、威厳とは無縁の雰囲気。アベルと同年齢には見えないかもしれない。



王都ブランシュ・アルト
アベリュスト・エル・ディアス
(アベル)
二十七歳。ディアス侯爵。賢者の樹の在る地・サウラを統べる若き領主。救国の乙女のもう一つの末裔。《無名の騎士団》の一員だが、ディアスがそれであることは伏せられている。表立っても王家の血を引く身分ではあるが、王都に出向くことはあまりない。
今回はリオンの要請を受け、リオンとファーンにサウラを委ね王宮シ・ア・ランスへと出向く。
モーラン・エル・オード オード伯爵。ロヴァニア王国宰相。《無名の騎士団》の一員。主君に固い忠誠を誓っているが、頭も固い。
ディーン・エル・グリーク グリーク伯爵。ロヴァニア国軍最高司令官。《無名の騎士団》の一員。愛妻家として知られる。ファーンの父。アベルと親交をもつ。
アマリア・エル・グリーク グリーク伯爵夫人。リオンの伯母(前国王の姉)。夫より五歳年上。王太后クリスティンの数少ない交流相手でもある。体が弱いという。
クリスティン・アル・ローヴァン 王太后。リオンの母。北の国ユンゲルグ王国の第三王女。離宮セア・ミンスに住まい、離宮から出ることは滅多にないという。



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