■ 概要 ■

賢者の樹と呼ばれる大樹に守護されているというロヴァニア王国。
サウラで若き領主と平穏な日々を送っていたリンディの元に、二人の青年が訪れた。賢者の樹を狙う者がいるらしいというのだが……。

大きな流れの中にある日常とありきたりな日々の上で起こる事件、賢者の樹を巡り人々の思いは錯綜する。
異世界ファンタジー。長編。



たまに軽いですが、ほぼシリアス。そして地味。
タイトルだけは花を背負ってこそばゆいくらいに華やかな感じなんですが、心理戦が多く糖分不足気味です。おじさん率高いです。
ちょっと古風な少女漫画的エピック・ファンタジー(館もの風味)、と表現すると雰囲気をお分かりいただけるかもしれません。



■ 登場人物 ■

リンディ・エル・ディアス 十七歳。ディアス侯爵の養女。
リオヴェルト・ルイス・アル・ローヴァン (リオン) 二十二歳。ロヴァニア国王。
ファーン・エル・グリーク 二十歳。グリーク伯爵家の嫡子。リオンの従兄弟。
モーラン・エル・オード ロヴァニア王国宰相。
オード伯爵。
ディーン・エル・グリーク ロヴァニア国軍最高司令官。
グリーク伯爵。ファーンの父。
フェミナ 緑の館の女官。
ミティア 緑の館の女官。
エリス 緑の館の女官。
クレメンス 緑の館の料理長。
クルト 緑の館の馬丁。
イーガス 緑の館の庭師。
マルト 緑の館の執事。
ベルク 南ロード街の街長。
ウィント サウラ聖神殿の神官。
アベリュスト・エル・ディアス (アベル) 二十七歳。ディアス侯爵。サウラの領主。


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